生命保険の総合職について、
- やりがいを感じられない・・・
- 仕事が単調でつまらない・・・
- つまらないと感じてる自分は甘えなのか・・・
といった方に向けた記事となっています。
結論、生保総合職の仕事はやりがいがなく、つまらないです。
実際、僕も以前は生保総合職で働いており、大手生保の友人もいたので、業務内容には詳しいです。
本記事では、生保総合職の仕事にやりがいが無い理由をお伝えします。
- 若手は雑用ばかり
- 無駄な作業に時間を使っている
- 単調な事務作業が多い
- 若手には裁量権がほとんどない
- 生命保険会社のビジネスモデルに誇りがもてない
それでは、詳しく解説していきます。
Contents
若手はとにかく、雑用ばかり
雑用に耐えられずに辞める若手は多く、僕の同期のうち約10%は3、4年で辞めていきました。
下記は僕が体験してきた雑務の一部です。
- プリンター、コピー機の修理やインク取り替え
- 会議の机と椅子並べ
- お茶菓子の買い出し
- 社用車を車検、点検に出す
- 書類の仕分け作業
自分の仕事より周囲の雑用や手伝いを重視し、自己犠牲をするよう指導されます。
そのため自分の仕事は後回しで残業は増えますし、スキルも身につかず、市場価値はまったく高まりません。
雑用に自分の時間を使うことが嫌だったので、僕は生保を辞めました。
無駄な作業に時間を費やしている
とにかく無駄な作業が多く、生産性が低いです。
社員のほとんどは「ルールだから」「そういうものだから」と思考停止で作業をしていましたね。
DX化など働き方改革が求められる現代において会社の将来が不安となり、辞める決断をしました。
無駄な作業1:無意味なハンコ文化
おそらく、僕の上司は毎日1時間はハンコを押してました。笑
- チェックしました、のハンコ
- 作業日を記録するためだけ、のハンコ
- 押印が必要かあいまいな書類にはとりあえずハンコを押す
僕は目的のない作業が苦痛でハンコに意味を見出せず、日々ストレスでした。
ハンコを撤廃したくても、今のルールを変える労力の方が大きいと判断され、生保では無意味な作業をやり続けています。
無駄な作業2:膨大な紙での手続き
IT化が遅れている生保では紙を使う業務がかなり多いです。
今でこそIT化が進みつつありますが、僕は下記手順の業務をしていました。
紙の契約書で手続き→それをデータ入力→紙で保険証券を作る→顧客訪問し保険証券を渡す
非効率にしか思えず、無駄だなと思っていました。
もちろん紙での手続きも金融機関には少なからず必要なので、すべて電子化をすべきとは考えていません。
とはいえ僕は紙を使うことがストレスで、金融機関の環境に合わないと思って辞めました。
無駄な作業3:形骸化した会議
だいたい1時間の会議が週に2、3回はありました。
特に営業所長(拠点長)になると、会議で詰められる・罵倒されることも日常茶飯事です、
下記のような会議が多かったです。
- ひたすら上司から詰められる
- 「成績を上げろ」の指示だけで、方法は考えない
- 1時間→2、3時間と意味もなく会議時間を延長させる
生産性がなくて無駄な会議だな、と思っていましたし、将来の自分が想像できてしまいました。
単調な事務作業が多い
営業を除いて、生保総合職のほとんどは単調な事務作業をすることになります。
下記は僕が行ってきた業務です。
- 毎日、営業職員の成績をまとめる
- 契約書をチェックして、不備があれば営業へ不備の連絡をする
- 契約書の内容をデータ入力する
僕の同期は、一日中給付金請求書のチェックをする部署に配属となり、やりがいが無いと言っていました。
ひたすら事務作業をするだけなので、やりがいは感じられません。
僕は定年までこの単調作業をすることに耐えられず、辞めました。
若手は裁量権がほとんど無い
会社規模の大きい多くの生保では若手ほど裁量権がありません。
- 上司から指示された業務しかできない
- 上司や他部署の承認が必要になり、やりたい仕事がまったく進まない
- 担当実務の業務フローですら厳守しないと怒られる
上記のように、自分の考えや意見はまったく反映されず、ルールを厳守したルーティーン作業のみをこなす日々です。
仕事を工夫することの面白さや深みを感じられない上に、ほとんどが受動的な仕事だったので、やりがいがないと思っていました。
生命保険会社のビジネスモデルに誇りがもてない
生命保険は相互扶助の考えをもとに成り立っており、契約者のために機能しなければなりません。
しかし、生命保険会社は多額の手数料で利益を出していたり、自分の成績のために保険に入れるなど、顧客のために活動しているとはいえません。
- 立派な本社を建てている
- 営業マンは高そうなスーツ、高級車を持っている
- 他業界よりも高い給与水準
上記からわかるように、生命保険会社は相互扶助にもかかわらず、自社の利益を出しすぎています。
基本的に、民間保険は公的保険の足りない部分を保障するために入るものです。
顧客にとって不必要な保険を利益のために売っていると知ったとき、生命保険の仕事に誇りが持てなくなり、業務のやりがいを失いました。
まとめ:生保総合職にやりがいはない
以上、生保総合職がつまらない理由5つを解説してきました。
仕事は給与をもらうものと割り切った人には、高年収で倒産リスクも低い生保総合職はおすすめです。
しかし、仕事の面白さ・やりがいやスキルの習得を求める人には生保総合職を辞めることをおすすめします。
少なくとも1日8時間は仕事をするわけですから、有意義な時間にしたいですよね。
あなたもぜひ、今の仕事にやりがいはあるのか、他にやりたい仕事はないのかを考えて、豊かな人生にしていってくださいね。